カルシウム過剰でだるさが出る理由── 体内で起きるバランス異常!?

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 高カルシウム血症とは

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なんとなく体が重い、朝からやる気が出ない、休んでも疲れが抜けない…。
私たちが日々感じるその「だるさ」── 実は体内のミネラルバランスが原因かもしれません。

特に、体内のカルシウムイオン(Ca2+)の過剰状態が、起きている可能性を無視できません。

カルシウムと聞くと、多くの方は「骨を強くするための材料」というイメージを持つでしょう。
しかし、生命科学の視点で見れば、カルシウムの真の姿は、
 「全身に指令を出す重要なシグナル物質」
なのです。

血液中に溶け込んだカルシウムイオンは、
 ・神経が情報を伝え、
 ・筋肉が伸び縮みするための
「電気スイッチ」のような役割を果たしています。
このスイッチは、適切なカルシウムイオン濃度であれば、身体はスムーズに動きます。

ときに体内のカルシウムイオン濃度が上がり過ぎて、
 ・過剰になる
と、体内では静かなパニックが始まります。

本来、血液中のカルシウム濃度は、体内の精密なセンサーによって極めて厳密にコントロールされています。
血液中のカルシウム濃度が、体内の調節機能を越えて正常値よりも高くなってしまった状態を「高カルシウム血症」と称します。

しかし、このバランスがわずかでも崩れ、濃度が高止まりすると、身体は「動きにくい状態」へとシフトし、それが重い倦怠感として現れるのです。

あなたが感じているその疲れは、単なる睡眠不足ではなく、細胞レベルで起きている「シグナルの混線」のサインかもしれません。

まずは、カルシウムを「量」ではなく、
 「質とバランス」で捉える
ことから、体調管理を再考してみましょう。 

参考リンク:高カルシウム血症と内分泌疾患(一般社団法人 日本内分泌学会)
ゆい日を背景に親子が指と指を合わせようとするサイン(伝達)を互いに送る画像

なぜカルシウムイオンが過剰になると、体に「だるさ」が生じるのでしょうか。
その理由は、カルシウムイオンが担う
 「神経と筋肉のコントロール機能」
にあります。

カルシウムイオンは、神経から筋肉へ「動け」という指令を伝える際に、細胞のドアを開ける鍵のような役割をします。

しかし、細胞の周りにカルシウムイオンがあふれかえると、神経の反応が逆に鈍くなってしまいます。

スイッチが入りっぱなし、あるいは反応しづらくなることで、筋肉の収縮がスムーズに行かなくなり、結果として、
 ・体が思うように動かない
 ・重苦しい
といった倦怠感に繋がるのです。

さらに深刻なのは、個々の細胞内でのエネルギー工場である「ミトコンドリア」への影響です。

カルシウムイオンのバランスが乱れると、ミトコンドリアがエネルギー源であるATPを効率よく作れなくなります。
ガソリンがあるのにエンジンが点火しないような状態になり、全身のエネルギー代謝が低下。

これが、「抜けない疲労感」の正体です。

また、細胞内外のイオンバランスの崩れは、
 情報伝達の誤作動」
を引き起こします。

情報伝達により本来「オン」になるべき場面で、
 身体が『過剰に抑制』された状態」
になり、
 精神的なやる気の低下
 手足の動かしにくさ
を感じることもあります。

このように、だるさの背景には、ミクロの領域での
 エネルギー産生不足
 指令伝達の不備
という明確なメカニズムが存在しているのです。 

参考リンク:高カルシウム血症(MSDマニュアル 家庭版)
閑散として照明も暗い寂れた商店街のシャッター通りの暗いイメージ画像

「カルシウムは不足しがち」という言葉をよく耳にしますが、現代の生活環境では、逆に「過剰」が生じやすい構造があることをご存知でしょうか。

体内でのカルシウム濃度は、
 ・骨(貯蔵)
 ・腸(吸収)
 ・腎臓(排出)
の3つの臓器が連携して調整していますが、この連携が乱れると血中濃度が上昇します。

大きな原因の一つが、
 「健康志向の高まりによる『過剰な摂取』」
です。

サプリメントや強化食品によって、特定のミネラルだけを大量に摂りすぎてしまうケースが増えています。

特に注意が必要なのが、ビタミンDとの併用です。

ビタミンDは、カルシウムイオンの吸収を劇的に高めるため、「カルシウム+ビタミンD」とのセットで過剰に摂取し続けると、
 ・体内の排出機能が追いつかず、
 ・血中のカルシウムイオン濃度がじわじわと上昇して、
過剰摂取になってしまいます。

また意外な盲点として、
 ・骨からの溶け出し(破骨細胞活動)
も要因のひとつになります。
 ・加齢
 ・運動不足
 ・酸性に傾いた食事
などにより、骨に蓄えられていたカルシウムが、カルシウムイオンとなって血液中に、過剰に溶け出す(脱灰)現象が起きることがあります。
貯蔵庫であるはずの骨が、バランスを崩して血中濃度を押し上げてしまうのです。

さらに、
 ・ストレス
 ・水分不足
 ・加齢による腎機能の低下
なども、不要なカルシウムの排出を妨げる要因となります。

 「摂れば摂るほど健康になる」
という盲信を一度リセットし、自分の身体の
 吸収と排出のバランス
が、いまどうなっているのかを客観的に見つめ直す必要があります。

この見つめ直すプロセスが「カルシウムチューニング」です。

参考リンク:カルシウム(厚生労働省 e-ヘルスネット)

高カルシウム血症の状態のをイメージした血管内部のの解剖図(画像)
たくさんのカルシウムイオンが血流の渋滞を起こす高カルシウム血症のイメージ

これからの健康管理において重要なのは、
 ・カルシウムを「どれだけたくさん摂るか(量)」
という考えから、
 ・いかに体内で「カルシウムイオンとして働かせるか(制御)」
という考えへシフトすることです。

また、カルシウムイオンは単独で動いているのではなく、常に他のミネラルと手を取り合って機能しています。

その筆頭ミネラルが「マグネシウム」です。

 ・カルシウムイオンが、筋肉を収縮させるスイッチ
なら、
 ・マグネシウムイオンは、筋肉を緩める(リラックスさせる)スイッチ
です。この2つのバランス(ブラザーイオン)が整って初めて、神経や筋肉は正しく機能します。

現代人はマグネシウムも不足しやすいため、意識的にバランスを整えることが「だるさ」の解消への近道となります。

次に大切なのが、体内の「排出ルート」を確保することです。
腎臓の場合、腎機能をいたわるために、
 ・十分な水分を摂取し、
 ・過剰な塩分を控える
ことで、不要なカルシウムイオンのスムーズな排出を助けます。

また骨の場合、
 ・適度な運動で骨に刺激を与え、
 ・カルシウムが血液中に溶け出し過ぎるのを防ぎ、
骨への定着を促すようにします。

私たちは、つい目に見える「摂取量」ばかりを気にしがちです。
しかしカルシウムイオンチューニングにおける「真の思考行動(経験的ナレッジ)」は、
 ・本当に体調を左右しているのは何か
 ・細胞レベルで行われている「見えない制御」はできているか
 ・恒常的なイオンバランスは取れているか
等を想起することです。

加工食品やサプリメントに頼りす過ぎず、五感を使って体の声を聞き、自然な生活習慣の中でミネラルバランスを保つ。
この「制御の視点をもつ」ことこそが、「最先端のヘルスケア」であり、一生モノの健康を手に入れるカギとなるのです。


余談ですが、カルシウム過剰摂取と思われる結石についてご紹介します。
カルシウムイオンの天敵「シュウ酸」と結びつくのが結石です。
尿路結石など結石生成の根源ですので控えるようにしてください。(実は筆者もこのシュウ酸にやられ痛い目に遭いました)
いずれも摂り過ぎないことが肝要です。(クセのある渋みが共通ポイント)
 1. 野菜類:ほうれん草、タケノコ、レタス、ブロッコリー、ジャガイモ(芋類)
 2. 果物類:イチゴ、バナナ、キウイフルーツ、パイナップル、マンゴー
 3. 飲み物:紅茶、玉露・抹茶(緑茶類)、コーヒー、ココア(カカオ類)
 4. その他:チョコレート、アーモンド・ピーナッツ(ナッツ類)

これでは「食べられるものがない」と思われますね。
逆にカルシウムと一緒に摂取すると、体内に吸収される以前に多くは便となって排泄されます。少し安心しましたか?!
しかし美味しいからといって、「過剰は禁物」だということを肝に命じておきましょう。(この場合カルシウム摂取はありません)

参考リンク:Calcium – Fact Sheet for Health Professionals(NIH:米国国立衛生研究所)
色とりどりに色付けされた駄菓子が収められたケースの画像

 「休んでも取れないだるさ」
── その正体は、単なる肉体疲労ではなく、あなたの体内で起きている「カルシウムイオンの制御不全」なのかもしれないというお話をしました。

これまでの健康常識では、カルシウムは「多ければ多いほど良いもの」とされてきました。
しかし、生命を支えるシグナル物質としての側面を見れば、重要なのは「量」ではなく、厳密にコントロールされた「濃度」であることがわかりました。
過剰なカルシウムイオンは、細胞のエネルギー産生を阻害し、神経の伝達を乱し、結果として私たちから活力を奪っていきます。

これからの健康管理に必要なのは、
 ・「不足を補う」という足し算の発想
だけではなく、
 ・「体内のバランスを整える」という調和の視点
が重要です。

カルシウムイオンというミクロの物質が、私たちの体調というマクロの感覚を左右している。このメカニズムを理解し、適切に「制御」することで、あなたは本来持っている輝きと軽やかさを取り戻すことができるはずです。

【さらに深く知りたい方への学術リファレンス】 

本記事は以下の公的機関・学術団体の知見に基づき、カルシウムイオンの制御の重要性を提唱していますので、ご興味ある方は検索してみてください。
 ・日本内分泌学会〜 高カルシウム血症のメカニズム
 ・厚生労働省 e-ヘルスネット〜 ミネラルと健康の相関
 ・NIH(米国国立衛生研究所)〜 カルシウム摂取に関する最新知見

タイトル「カルイオンライフ」の画像

ほんとうに身体が欲しているのは動くカルシウムイオン。若さの維持や骨太の健康体を作っているという事実が、このブログから知れると飲まない訳にはいかないでしょう。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。また「参考リンク」には、一般では公開されていない内容も含まれています。

「骨検」とは旭化成ファーマ株式会社が推進するサイトです。
骨検の活動に賛同して設置しました。

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