066|カルシウムイオンの働き

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 カルシウムイオンの働き

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多くの人は骨を「身体を支える硬い柱」だと考えています。
しかし実際には、骨は身体全体の動きや安定性を決める「構造体」として機能しています。

最近、姿勢改善や体幹トレーニングが流行していますが、これらが注目される背景には、筋肉以前に骨格バランスが崩れている人が増えている現実があります。

骨は単なるカルシウムの塊ではなく、内部では常に作り替えが行われています。
その過程で重要な役割を果たすのがカルシウムイオンの働きです。

カルシウムイオンは、骨を硬くする素材であると同時に、骨細胞同士の情報伝達にも関わっています。

例えば、長時間のスマホ使用で猫背になると、骨にかかる荷重が偏ります。
このった荷重の情報は、カルシウムイオンを介して骨細胞に伝わり、
 「どこを強くするか」
が再設計されていきます。

骨は受け身ではなく、環境に応じて形を変える動的な構造体なのです。

参考リンク:J-STAGEサイトより
和室が奥に見える大黒柱の画像

骨は硬い外見とは裏腹に、非常に情報量の多い組織です。

骨の中は詰まっているように見えますが、スカスカの組織で無数の穴がある骨の構造体であることがわかります。

その穴の中では、骨をカルシウムに沈着させる「骨芽細胞」と、古くなった骨を解体する「破骨細胞」が絶えず入れ替わり、骨格のビルド&スクラップを繰り返し、骨量を微調整しています。

その調整役として欠かせないのが、カルシウムイオンの働きです。

最近、転倒リスクや骨折予防が話題になることが増えていますが、骨密度だけを見ても十分ではありません。
骨が、どの方向からの衝撃に強いかは、日常動作の積み重ねによって決まります。

ここでカルシウムイオンは、
 ・力のかかり方を感知し、
 ・骨の内部構造を変える信号を出す
などの「メッセンジャー」として働いています。

よく歩く人の大腿骨は、歩行時の衝撃に耐える構造へと最適化されます。
これは運動量そのものよりも、
 「どう動いているか」

が骨に伝わる結果です。

骨は静的な貯蔵庫ではなく、カルシウムイオンを使って状況判断する生きた構造物なのです。

参考リンク:脱塩アヒル卵白ペプチドはレチノイン酸誘発性骨粗鬆症ラットおよびCaco-2細胞モデルにおいてカルシウム吸収を促進し骨形成を調節する
都会の構想ビルを背景に解体作業が進むビルの解体現場の画像

骨格の乱れは見た目だけの問題ではありません。

最近、若年層でも、
 ・慢性的な疲労
 ・集中力低下
を訴える人が増えています。
その背景には、骨格バランスの崩れがあります。

骨が歪むと、筋肉や神経、血流の通り道まで影響を受けるからです。

カルシウムイオンの働きは、骨や歯の材料(貯蔵庫)になるだけでなく、
 ・筋肉を動かすスイッチ(筋肉収縮)
 ・神経の情報の橋渡し(神経伝達)
 ・細胞内のメッセンジャー
 ・
血液を固める
などが主に知られています。

実は、骨格を通じた全身調整にも関与しています。

骨が本来の位置からズレると、身体は余計な緊張でバランスを取ろうとします。
この状態が続くと、無意識のエネルギー消費が増え、疲れやすくなるのです。

例えば、座り姿勢が崩れている人ほど、夕方に脚が重くなります。
これは筋力不足ではなく、骨構造の歪みによる負荷分散の失敗です。

骨の設計が崩れると、カルシウムイオンの調整機能も十分に活かされなくなつということです。

参考リンク:公益社団法人日本矯正歯科学会サイトより
背骨のまがりからくる疲れで腰を抑える女性の背中の画像

骨を守るために何をするべきか。

この問いに対する答えは、単なる栄養補給ではありません。
重要なのは、
 ・骨を使う(身体を支える、全体の動きに順応する、など)
 ・骨に正しい刺激を与える
という「骨人生の生活設計」です。

カルシウムイオンの働きは、動きと連動してこそ最大限に発揮されます。

最近注目されている
 ・ながら運動
 ・日常動作トレーニング
は、まさに骨構造を再教育するアプローチです。

 ・階段を使う
 ・姿勢を意識して立つ
 ・左右差を減らす。
こうした行動が、骨細胞に正しい情報を送り、構造体としての骨を再構築します。

骨は年齢で衰えるのではなく、使われ方で変わる──という視点を持つことが重要になります。
カルシウムイオンは、単に骨の材料だけではなく、骨格を形成する設計を進めるスイッチです。

骨を育てるとは、身体全体の設計を更新することです。

仕事をしながらストレッチをしているながらワークをする女性の画像

骨は身体を支えるだけの存在ではなく、動ける生命体を成立させる構造体です。

その根幹にあるのが、カルシウムイオンの働きによる調整機構です。
骨密度だけに目を向けるのではなく、骨がどう使われ、どう再設計されているかを見ることが重要です。

骨を知ることは、将来の身体を設計し直すこと。その第一歩は、日常動作への意識から始まります。

次回第67話は「心臓を動かすイオンの働き」をお送りします。いままでカルシウムイオンは細胞の筋収縮をお伝えしてきましたが、わたしたちの命をささえる身体の核である心臓を動かしていることも知ってほしいと思います。。

タイトル「カルイオンライフ」の画像

ほんとうに身体が欲しているのは動くカルシウムイオン。若さの維持や骨太の健康体を作っているという事実が、このブログから知れると飲まない訳にはいかないでしょう。

商品「カルベール」(1本)
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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。また「参考リンク」には、一般では公開されていない内容も含まれています。

「骨検」とは旭化成ファーマ株式会社が推進するサイトです。
骨検の活動に賛同して設置しました。

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