
骨密度が高くても転ぶ人
「強い骨」が守れない瞬間は、どこで生まれるか
骨密度が高いのに転ぶ人が増えている
健康診断で骨密度が高いと聞くと、多くの人は、
「これで骨折の心配は少ない」と安心します。
しかし実際には、骨密度が平均以上でも転倒する人は少なくありません。
ここに、現代的な落とし穴があります。
骨密度は骨の「強度」を示す指標ですが、
──「転ばない能力」を測るものではありません。
例えば、硬いヘルメットを持っていても、転倒そのものを防げなければ意味がないのと同じです。
骨密度が高い人ほど活動量が多く、自信を持って動く傾向があります。
その結果、無意識のリスク行動が増え、転倒の確率が上がるケースも見られます。
骨密度は「安全証明書」ではなく、素材の性能を表しているにすぎません。
参考リンク:国際骨粗鬆症財団のサイト

転倒は、骨ではなく、判断ミスから始まる
転倒の瞬間を思い出すと、多くの人は、
「足がもつれた」
「段差に気づかなかった」
と語ります。
しかしその背景には、とっさの身体判断の遅れがあります。
ここで重要なのが、神経の情報処理です。
カルシウムイオンは、筋肉を動かす以前に、神経が「動くか・止まるか」を決めるために使われます。
この切り替えが遅れると、足は動いているのに判断が追いつかない状態になります。
慣れた道で転ぶ人ほど、「大丈夫だと思った」という言葉を使います。
これは危険を予測せず、判断を省略した結果です。
転倒は足元ではなく、注意意識や判断を飛ばした瞬間に起きます。
参考リンク:多形性膠芽腫におけるTNFスーパーファミリー関連遺伝子の潜在的分子メカニズム:トランスクリプトームとエピゲノムに基づく

「丈夫な骨」が油断を生む構造
骨密度が高い人ほど、身体への信頼感が強くなります。
これ自体は悪いことではありませんが、注意深さが下がるとリスクに変わります。
特に中高年以降は、反応速度が少しずつ低下していきます。
ここで問題になるのが、「昔と同じ感覚で動いてしまう」ことです。
・階段を一気に降りる
・荷物を持ったまま方向転換する
これらは骨の強さとは無関係に、神経処理の負荷を高めます。
実際、骨密度が高い人ほど転倒時の衝撃を受け止めきれず、大きなケガにつながるケースもあります。
強い骨ほど、油断せず、慎重な行動が求められます。
参考リンク:World Health Organization, 転倒

骨より先に「動きの設計」を見直す
骨密度を上げる努力は重要ですが、それだけでは転倒は防げません。
必要なのは、動きそのものの再設計です。
・歩幅を小さくする
・同時作業を減らす
・視線を一歩先に置く
これだけで、神経を切り替える負荷は大きく下がります。
カルシウムイオンが安定して働くためには、
「急がない」
「止まれる」
などの余白が必要です。
実際、転ばない人ほど、動作の合間に自然な間をつくっています。
骨を強くする前に、「動きを賢くする」というのが健康の秘訣です。
参考リンク:認知症を伴わない皮質下虚血性血管性認知障害における脳構造連結ネットワークの破壊

まとめ
骨密度が高くても転ぶ人は、決して珍しくありません。
問題は骨の強さではなく、判断と動きの設計にあります。
カルシウムイオンが支える神経システムは、予測と余白を前提に働きます。
丈夫な骨を活かすには、慎重な動作が欠かせません。
転ばない身体は、骨密度の数値ではなく、日々の選択の中でつくられています。
次回第64話は「身長が伸びた高齢者」をお送りします。実際の測定値では身長が伸びていますが、これを医療的とはいえないのですが、事実が起きています。人体は骨の積層でできています。それらが少しずつ成長する──つまり骨のわずかな層によって厚みが増すことで、身長が伸びたことだと解釈できます。
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



