
骨太を語る人生設計
「骨太な人」は、なぜ折れにくいのか
骨は沈黙しているが、最も正直である
肌や筋肉は変化を主張しますが、骨はほとんど語りません。
しかし、骨ほどその人の生き方を正確に記録している組織はありません。
・運動量
・栄養状態
・回復の質
・ストレス環境
──それらはすべて、骨密度や骨構造として残ります。
日本人は平均身長こそ伸びましたが、欧米人に比べると「骨が細く見える」と感じられます。
成長期以降の環境設計が、骨に十分な刺激を与えてこなかったかもしれません。
例えば、運動による骨への負荷が小さいのではないかと思われます。
体重は標準でも骨密度が低いケースが珍しくありません。しっかりと骨へのショック負荷与えることで、それに耐える骨太ができ上がります。
骨は、過去の生活環境の履歴書です。
参考リンク:骨の健康と骨粗鬆症

骨は材料ではなく、使われ方で太くなる
骨は、カルシウム量ばかりが語られがちですが、実際の骨形成は極めて動的です。
骨は常に壊され、作り替えられる組織であり、その判断をしているのは骨に生息する骨芽細胞と破骨細胞です。
重要なのは、どれだけカルシウムを摂ったかではなく、骨が「使われた」と認識したかどうか。
この認識を担っているのが、カルシウムイオンによる細胞内シグナルです。
刺激の質が弱いと、骨は「太くなる必要がない」と判断します。
歩行量が同じでも骨密度に差が出るのはこのためです。階段をエスカレーターで降りる人と、階段で降りるときのかかとへの衝撃の違いは、骨の耐衝撃性を生体へリスクとして骨を集めたりしているのです。
骨は「刺激」を解釈して成長すると言ってもよいのかもしれません。
参考リンク:マウス由来DRG組織片におけるHSV-1と3-O-硫酸化ヘパラン硫酸の相互作用およびウイルス感染時の炎症マーカーのプロファイル

日本人の骨が細く設計されてきた理由
日本は世界的に見ても軟水地域が多く、ミネラル摂取の初期条件が低い環境です。
これは悪いことではなく、日本人は「軽く、しなやかな身体設計」で適応してきたとも言いかえられます。
しかし現代では、
・運動量の低下
・屋内生活
など、生活の利便性や気候への耐性を高めるために、より衝撃性の少ない生活様式が重なってきました。
そのため骨にとっての衝撃という判断材料が不足しています。
その結果、骨は「守りに入った設計」へと方向を選び、現代人の若者が細く成長して見えるという社会構造が維持されているのです。
これは、若年層でも骨密度低下が見られることで問題視されています。
青少年の骨折は倍増しています。
骨の細さは、能力不足ではなく、環境適応の結果だということです。
参考リンク:World Health Organization

骨太さは鍛えるのではなく、再設計する
骨太になるとは、単に骨密度を上げることではありません。
自分の生活が、骨にどんな判断をさせてきたかを理解し、刺激の質を変えることです。
カルシウムイオンは、骨細胞が「いま強くなるべきか」を決める「シグナル言語」といえます。
この信号が適切に流れる環境をつくることが、骨太な身体設計につながります。
自分の骨の状態を理解できた瞬間、過去の生活は「失敗」ではなく、設計データに変わります。
骨への刺激の意図を持つ人ほど、骨の反応が安定するのです。
骨への衝撃を理解することは、骨の未来を変えていきます。
参考リンク:癌性悪液質における組織間コミュニケーション

まとめ
骨は黙っていますが、私たちの人生設計を最も忠実に反映しています。
日本人の骨が細く見えるのは、弱さではなく、これまでの環境への適応結果です。
カルシウムイオンという最古のシグナルを手がかりに、自分の骨がどんな判断をしてきたかを知ること。
それは、身体を責める行為ではなく、再設計の第一歩となります。
骨太とは、量ではなく、理解から生まれる身体的な強さなのです。
次回第60話は、「骨が語る人生設計」をお送りします。人生にといかに骨が重要かを見ていきます。丈夫さや薬剤に頼るだけの健康ではなく、真に骨太の健康を手に入れたい方におススメめします。
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



