
いま骨健康体を再設計する
骨を鍛え直すことではなく、健康環境を読み替えること
私たちは「自分の身体」を誤解してきた
多くの人が、体調不良や体力の差を「年齢」や「体質」のせいにします。
しかし実際には、その多くがこれまで生きてきた環境の結果です。
日本は世界的に見ても軟水地域が多く、ミネラル、とくにカルシウムを水から取り込みにくい環境にあります。
その中で育った身体は、欧米型の「骨太・高負荷前提」の設計とは異なり、繊細で省エネ型に適応してきました。
たとえば、
・骨が細く感じる、
・疲れが抜けにくい、
・冷えやすい。
これらは欠点ではなく、環境に忠実に反応してきた結果です。
問題は、その設計のまま、
現代のストレス過多
・情報過多
・運動不足
という環境に置かれていること。
ここにズレが生じています。
ポイントは、「身体を変える」のではなく、「身体がどう作られてきたかを理解する」こと。
健康の再設計は、この認識から始まります。
参考リンク:おいしい水道水を守る

イオンは骨の強さではなく、身体の調整力を担う
カルシウムと聞くと、骨を太く、強くする栄養素というイメージが先行します。
実際、体内で働くのは「カルシウムイオン」であり、その役割は骨の硬さではなく、細胞活動の調整です。
・筋肉を動かす、
・神経をつなぐ、
・細胞に合図を送る。
これらはすべて、カルシウムイオンが適切に出入りすることで成り立っています。
軟水環境で育った身体は、このイオンの動きを「少量で効率よく使う」方向に適応してきました。
ちなみに軟水・硬水の違いは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量(硬度)です。その量が少ないと「軟水」、量が多いと「硬水」と呼びます。
軟水は口当たりがまろやかで和食や赤ちゃんのミルクに適し、硬水はミネラルが豊富で洋食や便秘解消に役立ちます。
ところが現代生活では、
・ストレスや睡眠不足により、
・調整力そのものが乱れやすくなります。
すると、同じ生活をしていても、若い頃より疲れやすく、回復しにくくなるのです。
例として、運動量は変わらないのに、翌日のだるさが残る人がいます。
これは筋力低下ではなく、体内の調整システムが追いついていないサインです。
カルシウムイオンは「鍛える対象」ではなく、「整える指標」と考える方が現実的です。
参考リンク:健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~

骨健康とは理想像ではなく、再起動のしやすさ!?
骨の健康という言葉には、元気で、若々しく、強いというイメージがあります。
しかし実際の健康は、常に好調であることではありません。
・疲れても戻れる、
・乱れても立て直せる。
その再起動のしやすさこそが、年齢を重ねた身体には重要になります。
カルシウムイオンは、生命誕生から20億年以上、細胞が環境変化に対応するために使ってきた仕組みです。
つまり人間の身体は、もともと「変化前提」で設計されています。
それにもかかわらず、現代人は一度崩れると、自分を責めがちになってしまいます。
たとえば、忙しい時期に体調を崩した経験は、多くの人が持っています。
それは失敗ではなく、身体が正確に反応した結果です。
ここで必要なのは、根性論ではなく、どう戻すかという視点。
健康体とは完成形ではなく、何度でも戻れる状態を指します。
参考リンク:健康,未病,病気,従病の精神とメディカルフィットネス

「足す」より先に「環境を組み替える」
骨健康体を再設計するために、まず見直したいのは努力量ではありません。
生活環境の組み方です。
カルシウムイオンの働きは、特別な行動よりも、日常のリズムに強く影響されます。
・情報を浴び続けない時間をつくる、
・身体感覚に意識を戻す、
・同じ行動を同じ順番で行う。
これらは、体内の調整力を取り戻す助けになります。
ポイントは、「頑張る」ではなく、「迷わせない」こと。
神経や筋肉が判断に迷わない環境を整えると、結果として回復力が高まります。
実際、生活リズムを整えただけで、体調や表情が変わったと感じる人は少なくありません。
骨健康体の再設計とは、別人になることではありません。
これまでの身体の履歴を尊重し、その設計に合った環境を用意すること。
変化への積み重ねが、年齢に左右されにくい身体をつくります。
参考リンク:国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所

まとめ
私たちの身体は、これまでの環境を反映した設計図そのものです。
弱さに見える部分も、実は適応の結果かもしれません。
カルシウムイオンが支えてきた生命の仕組みは、
・壊れないことではなく、
・元に戻れること
を前提にしています。
健康体の再設計とは、無理に変わることではなく、自分の身体が育ってきた条件を理解し、環境を整え直すこと。
その視点が、これからの健康の基準になります。
次回第59話は、「骨が語る人生設計」をお送りします。単にカルシウムイオンを多く摂ると骨が太くなるという考えは誤解です。身体を使って、骨への衝撃や負荷こそが骨の健康につながるようです。でも無茶はだめですよ。
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

カルシウムイオンが
あなたの毎日を快調にチューン!!
ほんとうに身体が欲しているのは動くカルシウムイオン。若さの維持や骨太の健康体を作っているという事実が、このブログから知れると飲まない訳にはいかないでしょう。


※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



