
体温が1℃下がると何が起きる?
静かに崩れる「判断・感情・回復力」
体温1℃の差は「誤差」じゃない
「今日はちょっと寒いな」
「なんとなくだるい」
そんな日の体温は、実は平常時より0.5~1℃低いことがあります。
たった1℃。
でもこの差は、体にとってはかなり大きい。
なぜなら、人の体は37℃前後を基準にすべての反応スピードが設計されているからです。
体温が1℃下がると、
・酵素の働き
・神経の伝達、
・血流の切り替え
が一斉に鈍ります。
見た目は変わらなくても、身体の中では「処理落ち」が起きている状態。
・集中できない、
・ミスが増える、
・気分が沈む
──それは気合の問題ではなく、体温低下による「性能ダウン」なのです。

体温が下がると「思考」と「感情」が先に影響を受ける
意外に思われるかもしれませんが、体温が下がって最初に影響を受けるのは、筋肉や内臓よりも、脳と神経です。
体温が低いと、神経の情報伝達が遅くなり、判断に時間がかかります。
・普段なら気にしない一言に傷ついたり、
・決断を先延ばしにしたくなるのも、
この影響です。
ここで重要なのがカルシウムイオンです。
神経は、カルシウムイオンの出入りによって信号を伝えています。
体温が下がると、このイオンの動きが鈍くなり、脳内の「切り替え」がうまくいかなくなる。
体が冷えると気持ちまで冷えるのは、気のせいではありません。

回復力が落ちると「疲れが性格化」する
体温が低い状態が続くと、もう一つ大きな変化が起きます。
それは「回復が遅くなる」ことです。
・寝ても疲れが取れない
・休日に回復しない
・常に余裕がない。
これは年齢や根性の問題ではなく、体温低下によって修復モードに入れない体になっている可能性があります。
・細胞の修復
・ホルモンの調整
・免疫の立て直し
──これらはすべて、一定の体温とイオンバランスが前提。
カルシウムイオンは、回復スイッチを入れる役割も担っています。
体温が下がると、そのスイッチが入りにくくなり、疲れが「一時的」ではなく「常態」になってしまうのです。

体温を上げるより、「下げない設計」にする
ここで視点を変えましょう。
体温対策は「どう上げるか」より、「どう下げないか」。
たとえば、
・朝一番の冷えた空気に無防備で外に出ない、
・冷たい飲み物を無意識に続けない、
・同じ姿勢で長時間固まらない。
これらは体温を奪う行動です。
カルシウムイオンは、環境の変化に応じて体を調整しますが、急激・継続的な冷えには対応しきれません。
体温を守るとは、身体に余計なブレーキをかけないこと。
生活を劇的に変えなくても、体温が1℃落ちる場面を減らすだけで、身体の反応は大きく変わります。

まとめ
体温は「体調」ではなく、身体の「基礎性能」です。
体温が1℃下がると、思考・感情・回復力が静かに落ちていきます。
これは不調ではなく、性能低下です。
カルシウムイオンはその裏で、身体を立て直そうと働いています。
だからこそ、体温を守ることは、自分の判断力と元気を守ること。
今日の「なんとなく」は、体からの大切な通知なのです。
次回、第49話のテーマは、「体温が1℃下がると何が起きる?」と、カルシウムイオンとの体温との関係を一度みておきます。
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



