
太陽とビタミンDの物語
生命誕生20億年──太陽光とホルモンDがつなぐ人類史
人間は、太陽なしでは完成しない生き物だ
私たちは食事で栄養を摂っているつもりですが、ほんとうは「太陽光」なしでは身体がまともに機能しません。
その象徴がビタミンDです。
名前こそ「ビタミン」ですが、その実態は「ホルモン」です。
──「ホルモンD」でもあるのです。
皮膚に太陽光が当たることで、体内で自ら合成され、
・骨
・筋肉
・免疫
・脳
・メンタル
にまで影響を与える「全身調整ホルモン」なのです。
つまり、人間の体はもともと「太陽光を浴びること」を前提に設計されているということ。
生命誕生から20億年、太陽と共に生きてきた歴史がそのまま身体に刻まれ、光が届いた瞬間、スイッチが入るように働き始めます。
「太陽は気持ちいい」という感覚すら、本能的な生存プログラムの一部なのかもしれません。

ビタミンDは光で動くホルモン。
足りないと身体も心も動かなくなる
ビタミンDが不足すると、骨や歯が弱くなるだけでなく、筋肉が力を発揮できず、疲れやすくなり、集中力も落ちます。なぜか?
ビタミンDは、カルシウムを吸収させる「鍵」であり、筋肉を動かすカルシウムイオンの働きを調整する「監督」でもあるからです。
さらに、免疫細胞の活動もコントロールし、脳の神経伝達にも関与します。
つまりビタミンDは、身体と心をつなぐ「太陽ホルモン」。
・太陽光が不足すると、
・身体が重くなる
・気持ちが晴れない
・集中できない
──そんな不調が起こるのは、単なる気分の問題ではなく、
「光不足によるホルモン不足」
が原因なのです。
太陽を浴びることは、実は身体全体のスイッチを入れる行為なのです。

日本人は太陽不足×軟水のダブルパンチ!!
本来、人類は屋外で太陽を浴びながら生活することで、自然とビタミンDを合成し、食事と水からカルシウムを摂っていました。
しかし現代の日本人はどうでしょう?
──20億年の設計からズレ始めていると言えないでしょうか。
① 日光を浴びる時間の減少
② 紫外線を避ける生活習慣
③ 飲料水は軟水でカルシウムが極端に少ない
この3つによって、太陽ホルモン(ビタミンD)とカルシウムの供給が歴史上もっとも低水準になっています。
特に軟水の日本は、欧米の硬水地域と比べてミネラル摂取量が大幅に少なく、ビタミンDの不足がカルシウム不足と直結しやすい体質圏。
これは、20億年の進化が作ってきた「太陽とミネラルに支えられた設計」から外れつつある状態と言えます。

「太陽 × ホルモンD × カルシウムイオン」
──20億年の仕組みを取り戻す
では、どうすれば人間本来の「太陽とともに動く身体」を取り戻せるのでしょうか?
ポイントはたった3つ。
① 1日10分の太陽光(手の甲だけでOK)
皮膚に光が触れた瞬間、ホルモンDが合成され、体内の吸収力・免疫力・運動機能が変わります。
② 吸収率の高いカルシウムを選ぶ(イオン化カルシウムなど)
ホルモンDが合成されても、カルシウムが不足すると身体は働けません。特に日本は「慢性的にカルシウム不足」。
③ 太陽のリズムで体内時計を同期させる
朝の光を浴びると、眠気が整い、集中力や代謝が高まりやすくなります。
これらは最新栄養学のテクニックではなく、生命誕生20億年から続く人間の「本来の動かし方」を取り戻すだけのシンプルな方法です。

まとめ
ジャンプ力の違いは、筋肉の大きさではなく、
・骨の強さ
・神経の速さ
・カルシウムイオンの流れ
によって生まれます。
イオンがしっかり働くことで筋肉は瞬時に力を発揮し、骨はその力を逃さず地面へ返します。
・階段をのぼる
・軽くジャンプする
・短いダッシュをする
──シンプルな習慣で、「イオン回路」は強化できます。
生まれつきではなく、今日から「跳べる体」は作れるのです。
次回 第34話は、「ボールスピードと反応速度」をテーマに、球技に関するスポーツのお話を記事にまとめます。球を扱うことがにがてと言う人が多い中、多くは目が追えてないことにもあるようです。
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



