025|骨粗しょう症とカルシウムイオン

新シリーズ「カルシウムイオンの基礎知識」の第15話タイトル「骨粗しょう症とカルシウムイオン」のテーマ画像

骨粗しょう症とカルシウムイオン

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「骨粗しょう症 = カルシウム不足」

と思われがちですが、本当は 骨の材料と構造がうまく作れなくなる病気です。

骨の中身は、
 ・約70%:カルシウムやリンなどのミネラル
 ・約30%:コラーゲン(=たんぱく質の骨格)
この2つで構成されています。

つまり、骨づくりはこういう順番で、
 ①たんぱく質 → 骨のフレーム(下地)を作る
 ②カルシウムがその上に硬さと強さを載せる
この工程にスイッチ役として働くのが、「カルシウムイオン」です。
材料があっても、カルシウムイオンが働かないと、骨の更新が止まります。

だから、骨粗しょう症は「栄養不足」だけじゃなく──
 ・反応できない
 ・指令が届かない
 ・更新されない
という「骨の電気信号不足」でもあるんです。

スカスカで脆い軽石の画像

骨は固まって終わりではなく、ずっと作り続け、変わり続ける構造体です。
これを 骨のリモデリング といいます。

 ・古い骨を壊す→破骨細胞
 ・新しい骨を作る→骨芽細胞

このサイクルを動かす指令メッセージとして、カルシウムイオンが働いています。
だからカルシウムイオン不足は、

 ✖︎ 壊す:できる
 ✖︎ 作る:反応できない
  → 結果 骨が弱くなる方向だけ進む。

それが骨粗しょう症の正体です。

スクラップ&ビルドを繰り返す都市の風景画像

「たんぱく質 × カルシウム × ビタミンD・K」
── これがセットになると、驚くほど骨が作られやすくなることから、

 「骨のゴールデントライアングル と呼ばれています。

それぞれ役割が違います

成 分役 割
たんぱく質骨の構造を作る(強さの土台)
カルシウム硬さ・密度アップ
ビタミンDカルシウムの吸収率アップ
ビタミンK骨にカルシウムを定着させる「接着剤」

上表の4者が組むと、骨づくりがフルパワーで回る。

特に若い女性・低栄養傾向の人・ダイエット中の人は、どれか1つ欠けやすく、骨密度低下リスクが高いと言われています。

トライアングルを象徴する緑の葉っぱを写し込んだ三角錐の3D画像

骨は変わります。
骨は待ってくれます。
でも、何もしない骨は弱っていきます。

できることは小さいけど確か──

  → 卵・豆腐・鶏肉・魚・乳製品

  → 日光・ビタミンD・ビタミンK

  → 睡眠・運動・水分

  → ジャンプ・階段・スクワット・歩く

こうした小さな積み重ねが、未来の骨密度・姿勢・体形まで決めていきます。

豆腐と湯葉の一品料理の画像

骨は「カルシウムだけ」で作られるわけじゃありません。

 ・たんぱく質(骨の構造)
 ・カルシウム(硬さ)
 ・ビタミンD・K(吸収+定着)
 ・カルシウムイオン(更新スイッチ)
── これが噂の 骨のゴールデントライアングル。

若いほど骨は伸び、反応し、蓄えられます。
未来の姿勢・骨密度・体型は「今の小さな習慣」で決まります。

次回 第26話のテーマは、「骨を強くする黄金栄養バランス」です。スポーツ選手の骨が強い理由を解き明かしていきます。

タイトル「カルイオンライフ」の画像

ほんとうに身体が欲しているのは動くカルシウムイオン。若さの維持や骨太の健康体を作っているという事実が、このブログから知れると飲まない訳にはいかないでしょう。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。

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