023|腰痛・肩こりと筋肉イオン

新シリーズ「カルシウムイオンの基礎知識」の第15話タイトル「痛・肩こりと筋肉イオン」のテーマ画像

腰痛・肩こりと筋肉イオン

Home » カルシウムイオン » カルシウムイオンの基礎 » 023|腰痛・肩こりと筋肉イオン

肩こりや腰痛── その場ではスッキリしても、次の日にはまた戻っている。

 「姿勢が悪いから?」
 「年齢のせい?」
 「運動不足?」
よくある理由ですが── 実はもっと根本的な原因があります。

それは、筋肉の中で起きている「イオン交通渋滞」です。筋肉はただのゴムや紐ではなく、極端に言ってしまえば「電気信号で動く『生体モーター』」です。その信号を伝える役割を持つのが、カルシウムイオン(Ca²⁺)。

このカルシウムイオンが滞ると、筋肉はこうなります。
 ・伸びない
 ・ゆるまない
 ・反応が遅い
 ・疲れをためやすい
 ・同じ場所ばかり筋肉が硬くなる
つまり、力を抜きたいのに抜けない「誤作動モード」。

これが慢性の腰痛・肩こりの正体です。

背を丸め姿勢が悪いシニア女性の画像

筋肉の作動メカニズムは、
 「収縮 → 休息 → 収縮 → 休息」です。

しかし筋肉が疲労すると、休息フェーズに必要なカルシウムイオンが戻らなくなるため、
 ・縮んだまま戻らない。
 ・引きつったまま、ロックされてしまう。

この状態が続くと、周囲の血管が押しつぶされ、
 「血流不足 → 酸素不足 → 乳酸蓄積 → 痛み信号」
という痛みのループが始まります。

だから揉んで温めても、そもそもの筋肉スイッチが切れていない限り治らない。
本当に改善すべきは、「筋肉の張り」ではなく、イオンの出入り(ON/OFF制御)」なんです。

肩が凝って痛みを訴える働き盛りのソファに座る男性の画像

姿勢矯正やストレッチが効く人と効かない人の違い。
それは、骨格でも筋力でもなく、「イオンが流れる状態かどうか」です。

筋肉イオンが正常に循環している人は、肩こりや腰痛が起きてもすぐ回復します。

逆に、イオン循環が停滞している人は、姿勢を直しても、運動しても、改善が鈍い。

なぜなら──、筋肉の制御信号が届かないから。体は動きたいのに、指令が伝わらない状態です。

電子回路の基盤の画像

これらに当てはまる人は、痛みに強く、ケガもしにくい傾向があります
 体温が安定している
 体がむくみにくい
 反応が早く動きがしなやか
 筋肉痛からの回復が早い
 ・骨密度が高く、骨が太い

実は、骨はカルシウムの貯蔵庫であり、供給装置。骨格が丈夫なほど、筋肉が扱えるイオン量が多くなり、動きが滑らかで、疲れにくい体になる。

カルシウムイオンは免疫のスイッチであることは、第18話の内容でお話ししました。筋肉の緊張によってその制御が乱れることで、免疫は必要以上に働き、痛み・炎症・自律神経の乱れへと波及します。

揉むより、整える。
押すより、流す。

イオン循環を促すポイントは次の3つです。

筋肉は「急激な動き」ではなく、「ゆったり伸縮」で、イオンの出入りが起こります。
【例】

 ・首回し(ゆっくり1周10秒)
 ・深いスクワット
 ・大きな肩甲骨回し

ただ温めるだけでは筋肉は緩むだけで、信号は戻りません。
 ・湯船 → ストレッチ
 ・蒸しタオル → 肩回し
これが効きます。

イオンが流れるには、水とミネラルが必要です。カラダが脱水気味では、筋肉は硬直しやすくなります。

スイッチを押しているロボットの手の画像

腰痛や肩こりの原因は、「筋肉の疲労」ではなく、筋肉イオンの渋滞」。
揉んでも戻る痛みは、体のサボりではなく、信号障害。

イオン環境が整えば、
 ・筋肉は柔らかく
 ・姿勢は自然に整い
 ・動きは軽くなる

そして何より、体は自分で治せる力を取り戻します。

次回 第24話は、「疲労回復に必要な寝返り」のテーマから、カルシウムイオンについて解き明かしていきます。

タイトル「カルイオンライフ」の画像

ほんとうに身体が欲しているのは動くカルシウムイオン。若さの維持や骨太の健康体を作っているという事実が、このブログから知れると飲まない訳にはいかないでしょう。

商品「カルベール」(1本)
「カルベール」の基本ロゴマーク
※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。

\ 最新情報をチェック /

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP