
感情の波とカルシウムイオン
泣く・怒る・落ち込むを科学する
なぜ感情って、あんなにコロコロ変わるの?
嬉しくて泣ける日もあれば、意味もなくイライラする日もあるし、突然メンタルが落ちてしまう時もある。
この「感情の波」って、実はめちゃくちゃ科学的な理由があります。
感情は心の問題ではなく、脳の中で起きている化学反応なのです。その化学反応をオンにするスイッチのひとつにカルシウムイオンがあります。
脳の中の神経細胞は、電気の信号で感情を生み出していますが、
・喜ぶ
・怒る
・涙が出る
・落ち込む
その全ての裏には、電気活動を支えるイオンの働きがあります。
つまり、感情は「気分」ではなく、「脳回路の状態」が、リアルタイムで出ているだけ。この仕組みを知ると、感情はコントロール不可ではなく、
「整えられるもの」
に変わります。
今回は、そんな「気分の波」を科学で読み解くお話です。

感情スイッチの正体──神経の興奮を決めるイオン流
私たちの感情は、脳の神経がどれだけ興奮しているかで決まります。
たとえば、
・ドキッとしたとき心拍が上がる
・怒ったとき体が熱くなる
・泣く前に胸がぎゅっとする
全部、神経が“興奮モード”になるから起こる現象です。じゃあ、その興奮モードを作るのは何か?
それは、カルシウムイオンです。
神経細胞の中にカルシウムイオンが流れ込むと、
→ 神経が一気に興奮
→ 感情をつくる脳の領域が動き出す
つまり、カルシウムイオンは、感情のアクセルペダル みたいな存在です。
逆に、カルシウムイオンのバランスが崩れると、
・怒りっぽい
・落ち込みやすい
・不安
になりやすいなど、感情が不安定になりやすいのです。
「気分の問題」ではなく、感情は「神経伝達のバランスが乱れているサイン」と考えると、すごく分かりやすくなります。

なんで怒る? なんで泣く? 感情ごとの脳反応
感情それぞれに、しっかりとした科学的メカニズムがあります。
● 怒りやすいとき
ストレスでアドレナリン系が活性化。カルシウムイオンが興奮側に偏り、「ブレーキ神経」が働きにくくなっています。
● 涙が出やすいとき
感情をつかさどる扁桃体が過敏になり、カルシウム依存の反応が強まりやすい状態。だから、小さなことで胸がきゅっとなります。
● 落ち込み・無気力
神経活動が低下し、カルシウムイオンが十分に動かない。情報が回らず、思考も気分も重くなりやすい。
ここで大事なのは、どの感情も
「脳の反応として正しく起きている」
ということ。
だから感情に振り回されている時は、「自分は弱い」ではなく、脳のコンディションを整えよう!──と考える方が圧倒的に建設的なんです。

今日からできる感情の波を整えるイオンメンタルケア
感情の波を小さくして、メンタルの安定度を上げたいなら、「脳のイオン環境」を整えるのが一番早いです。
そこで今日からできる4つの方法をご紹介します。
① 水分をこまめにとる
脱水はカルシウムイオンの動きを乱し、神経の過興奮を招きます。怒りっぽくなるのは案外と「水不足」にあるのかも。カルシウムイオン水で気持ちを沈めよう!!
② 深く息を吐く習慣
ゆっくり吐くと副交感神経がON。カルシウムイオンが興奮側から抜け、心拍も落ち着きます。
③ 軽い運動をする
歩く・スクワットだけでもOK。筋肉が動くと、イオンの流れが自然に整い、脳のストレス反応がダウンします。
④ 眠る前のスマホOFF
光ではなく“情報量”が脳を興奮させます。カルシウムイオンが休息モードに入れず、翌日のメンタルの落差につながります。
どれもシンプルなのに、感情の波を驚くほど穏やかにしてくれる「脳のセルフケア」です。

まとめ
感情は「気分」ではなく、整えれば安定する「脳の状態」であることが解りました。
泣く、怒る、落ち込む、──、
そのすべてに、ちゃんと理由があります。
感情は性格でも根性でもなく、脳の神経がどう動いているかという科学現象。そしてその動きを決めるのが、カルシウムイオンを中心とした“イオンの流れ”です。
イオンが整っていると、
・怒りにくい
・落ち込みにくい
・涙の波も小さく
・考え方も前向き
そんな「自然にメンタルが安定した自分」になります。
逆に、イオンのバランスが崩れると、どれだけ気合いを入れても感情に飲まれてしまいます。
だからこそ、感情はコントロールではなく、チューニング(整える)するが正解。生活の小さな行動を変えるだけで、あなたの毎日は確実に穏やかで軽くなります。
次回は第16話のテーマは、「骨は夜に強くなるって知ってた?」、骨の年齢の関係をやさしく解き明かします。
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



