トレーニング効果の伸びは、イオンの回転で決まる

成長期の選手がぐんぐん伸びる理由、そして大人でも急にパフォーマンスが上がる理由。その裏側にもカルシウムイオンがいます。

運動すると
　→ 筋肉内部でカルシウムイオンの回転が速くなる
　→ 神経も反応速度が上がる
　→ 集中力の切り替えが早くなる
　→ 「動ける体」になっていく

つまり、「上手くなる ＝ 筋肉が太くなる」ではなく、「上手くなる ＝ カルシウムイオンの動きが早くなる」ということです。

たとえば、
　・ダッシュ力
　・パンチのキレ
　・ジャンプの瞬発力
　・すばやい反転
全部、イオンの反応速度が土台にあります。

だからこそ、運動能力は「才能だけ」じゃない。細胞レベルのスイッチが整えば、誰でも伸びる可能性があります。

後半に弱い、疲れやすいは、イオンのSOS

試合後半でイキナリ動きが悪くなる人、いますよね。あれは根性の問題じゃなくて、カルシウムイオンの「回収スピード」が落ちているサインです。

イオンの回収が遅れると、
　・筋肉が硬くなる
　・反応が遅れる
　・集中できない
　・ケガしやすくなる
　・足がつる
などの“後半バテ症状”につながります。

特に10代後半は、
　・部活動
　・塾通い
　・夜寝るのが遅い
　・スマホ時間が長い
などで、自律神経が乱れやすく、その影響でイオンの働きが落ちやすい年代。

「疲れやすいのは体力がないせい」と思っている人が多いけど、本当は違って、イオンスイッチが休ませてもらえてないだけだったりします。

どうすれば反応速度が上がる？

困りごとだけ並べても意味がないので、イオンの働きを回復させる方法として、ここからは、今日からできる改善策をまとめます。

① 寝る前のスマホ時間を短くする

ブルーライト → 目の筋肉に負担 → カルシウムイオン大量消費
　→ 寝てる間の回復が遅れる
　→ 翌日の反応速度が落ちる
これ、けっこうガチ。
寝る30分前はスマホオフにするだけでも反応速度が変わります。

② 試合前に「ジャンプ系の軽い刺激」を入れる

5〜10回の軽いジャンプは、筋肉の中のカルシウムイオンの“出す準備”を整えてくれるので、スタート反応が上がります。いわば、イオンの「ウォームアップ」。

③ マグネシウムを軽く摂る

カルシウムとマグネシウムは“セット”で働きます。
　・アーモンド
　・バナナ
　・海藻
　・納豆
など、試合前に軽く食べるだけで反応速度が安定します。

④ カルシウムイオン水で“スイッチの働く環境”をつくる

カルシウムイオンは「吸収されて血液に入って→使われる」という時間がほとんど必要ありません。だから疲れている日ほど、反応が落ちている日ほど効果を感じやすい。

特に、
　・目の疲れ
　・集中力の低下
　・運動後半のバテ
では、摂る人と摂らない人で翌日のキレが全然違います。

反応速度の土台を整えるという意味で、10代にもメリットが大きいです。