
子どもの成長とカルシウムイオン
カラダの伸びしろをつくる、小さなスイッチの話
子どもの身体は、大人よりずっと忙しい
子どもって、気づいたら急に走るの速くなってたり、昨日できなかったことが今日できたりしますよね。あれ、ほんとうに身体の中で「成長ラッシュ」が起きてる証拠なんです。
骨は毎日つくり変わるし、脳のネットワークもどんどん増えてつながり直す。身体中で、新しく生まれるものと整理されるものが同時進行しています。まるで、ずーっと「進化のイベント」が続いているような状態。
この成長ラッシュを動かしているのが、カルシウムイオンという「身体のスイッチ」です。
走る、覚える、背が伸びる、考える──、こういう全部の行動のスタートボタンが、カルシウムイオンなのです。
だから、まだ体が未完成の子どもは、大人よりもカルシウムイオンをめちゃくちゃ使っています。

骨の成長は、家を建てながらリフォーム
「骨が伸びる = ただ長くなるだけ」と思っている人、多いですが…、違います。子どもの骨は、新しい骨を作りながら古いところを解体して、また再構築する。家を建てながらリフォームを繰り返しているようなんです。これが24時間ずっと続いています。
イメージは、住みながらリフォームして、しかも毎日建増し工事が入る家。この大工さんたち(骨の細胞)に、
「今、作って!ここは休んで!ここは強くして!」
と指示を出しているのがカルシウムイオン。
だからカルシウムイオンが不足すると、
・転びやすくなる
・爪が割れやすい
・姿勢が崩れやすい
・疲れやすい
など、ちょっとした“サイン”として出てきます。
骨の強さって、材料の量より、「指示がちゃんと届いているか」のほうが大事。カルシウムイオンは、まさにその指示役なんです。

神経の成長は、新しい道を舗装する作業!?
子どもが急に、
・自転車に乗れる
・逆上がりできる
・歌が完璧に覚えられる
こういう「急成長エピソード」って、よくありますよね。
あれは、神経の道(回路)がスピード舗装されているからです。で、この舗装工事の指示役もカルシウムイオン。
カルシウムイオンが入ってくると、
→「この動き、もっと上手にしよう」
カルシウムイオンが足りなくなると
→「ここは一旦ストップ」
という感じで、神経のつながりを「整理&強化」していきます。
だから、カルシウムイオンは子どもの「運動神経」や「賢さ」にも直結してるんです。スポーツの伸び、勉強の飲み込みの速さ、集中力──全部、神経の成長スピードと関係があります。

日常のあるあるでわかるカルシウムイオンの仕事ぶり
■ 小学生が習い事のあとにヘトヘトになる理由
身体はもちろん、神経もフル稼働していて、カルシウイオンを大量に使っているから…。
■ 若いママが「うちの子、寝る前にテンション上がりすぎる」と言う理由
イオンバランスが乱れて、神経が“興奮しっぱなし”になりやすい時間帯だから。
■ 保育園で急に覚えた遊びを家で完璧に披露する
神経回路の「舗装作業」がスムーズに進んだ証拠。
実は子どもだけじゃなく、18歳だってカルシウムイオンは毎日めちゃくちゃ使っています。
・スマホで目が疲れる
・授業中に集中が切れる
・スポーツでバテる
全部、神経や筋肉のスイッチが大量に使われているから。
つまり、「カルシウムイオンが動く = あなたの成長もアップしている」ということなんです。

まとめ
今回の大事なポイントはこの4つ。
1|子どもの身体は「成長ラッシュ」で、カルシウムイオンを大量に使う。
2|骨の成長の材料となり、指示役ともなるカルシウムイオンが共に大事。
3|運動神経や学習能力は、カルシウムイオンの動きがスピードを決める。
4|集中・記憶・目の疲れ・運動などで毎日カルシウムイオンを消費している。
つまり18歳以上のあなたも含めて、カルシウムイオンは「子どもの成長の主役」でもあり、「あなたのパフォーマンスの裏方」でもあるのです。
次回第9話は、「スポーツとカルシウムイオンの反応速度」についてです。運動が伸びる人の裏側で何が起きているのか、わかりやすく解説します!
元気さも、若さも、美しさも、
健康は──カルシウムイオンから。

カルシウムイオンが
あなたの毎日を快調にチューン!!
ほんとうに身体が欲しているのは動くカルシウムイオン。若さの維持や骨太の健康体を作っているという事実が、このブログから知れると飲まない訳にはいかないでしょう。


※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



