
冷え性は遺伝じゃない!!
体温を決めているのは“イオンの巡り”だった
「私、冷え性は家系だから…」は本当?
「母も祖母も冷え性だから、私も仕方ない」
── そう思っている女性は、とても多いです。
・手足が冷たい、
・冬だけでなく夏でも冷房がつらい、
・夜になると足先が冷えて眠れない。
これらを「体質」や「遺伝」の一言で片づけてしまいがちですが、冷え性の多くは遺伝では説明できません。
同じ家族でも、冷えに悩む人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか?
その答えは、血流や筋肉量だけではなく、体温を調整する「体内の合図」がうまく届いているかどうかにあります。
身体を温める指令が出ても、それを実行する仕組みが鈍っていれば、身体は温まらないのです。

冷えの正体は、熱を回せない身体の反応
冷え性の人は、「熱を作る力が弱い」と思われがちです。
でも実際には、熱はある程度作られています。
問題は、それが身体の末端まで届かないことになります。
・血管を広げる、
・筋肉を動かす、
・代謝を切り替える
──こうした動きには、細胞同士のやり取りが欠かせません。
そのやり取りの中心にいるのがカルシウムイオンです。
カルシウムイオンは、
・血管に「開いて」、
・筋肉に「動いて」、
・細胞に「エネルギーを使って」
と指示を出します。
この合図が弱くなると、身体は「安全モード」に入り、熱を中央にため込み、手足を後回しにします。
冷えの正体は「熱が作れない」のではなく、「熱を回せない」のです。
冷え性とは、身体を守るために起きている反応であることを思い起こしましょう。

なぜ現代女性は冷えやすくなったのか
昔より栄養状態が良くなったはずなのに、冷え性は増えています。
その背景には、現代特有の生活習慣があります。
・長時間のスマホやデスクワークで筋肉を使わない、
・空調で一年中同じ温度環境にいる、
・日光を浴びる時間が少ない。
これらはすべて、カルシウムイオンの働きを鈍らせます。
本来、身体は環境の変化に合わせて体温を調整するようにできています。
でも刺激が少なすぎると、調整機能そのものが衰えてしまう。
冷え性は「弱い体」ではなく、使われなくなった体の反応とも言えます。
だからこそ、遺伝より生活の影響が大きいのです。

冷え改善の鍵は、イオンが動ける身体をつくること
冷え性の改善で大切なのは、無理に温め続けることではありません。
カイロや厚着は一時的な助けになりますが、根本解決にはなりにくい。
ポイントは、カルシウムイオンがスムーズに働ける環境を整えることです。
・朝に光を浴びて体内リズムを整える、
・軽く体を動かして筋肉に刺激を入れる、
・冷たい飲み物を控えて内側を冷やさない。
食事では、カルシウムだけでなく、ビタミンDやマグネシウムを意識すると、イオンの働きが高まります。
体温は「上げるもの」ではなく、「巡らせるもの」、
──これが冷え性改善の新しい考え方です。

まとめ
冷え性は遺伝だから仕方ない──そう思っていた人ほど、改善の余地があります。
身体を温める力は、誰の中にも備わっています。
ただ、その合図役であるカルシウムイオンが、うまく働けていないだけなのです。
生活を少し整えるだけで、身体はちゃんと応えてくれます。
冷えは、体が出している「立て直そう」のサインなのです。いまを乗り切れば大丈夫という考え方ではなく、ちゃんと向き合って整えようでいきましょう。
次回、第47話のテーマは、「エイジングとカルシウムイオンの関係」です。これまで10回近く、美容とカルシウムイオンとの関係をみてきましたが、少し本質的な部分にも触れておく必要があると思い取り上げました。
元気さも、若さも、美しさも、
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※個人の経験と感想、および現在判明しているミネラルとしてのカルシウムとそのイオン化の知見を基にストーリー構成しています。



